在宅医療
在宅医療の流れ
1調剤・準備
ご自身または介助の方が不自由なく服薬管理ができるように支援します。
お薬カレンダーの利用や薬をひとまとめにして日付記入、お薬ボックスの設置などを行います。
2訪問
個人宅、グループホームなど訪問先はさまざま。訪問先が多い日は自転車でご近所をまわり、薬局から遠いご自宅へは車で伺うなど、二手に分かれることもあります。
3指導中の様子
薬を服用されているかの確認、薬学的視点での副作用のチェック、残った薬の整理、バイタルサインのチェックによる薬が効いているかの評価などを行います。患者さんが実際に生活されているお部屋におじゃまするとみなさんの緊張もとれて、薬以外の話がはずむこともしばしば。
4在宅委員での情報共有
1日1回、訪問した患者さんの様子を報告します。
薬剤師1人が約20名の患者さんを担当することで他職種との連携がよりスムーズに可能となります。
5カンファレンスへの参加
訪問している患者さんの服用に関する問題点や副作用の報告などの情報を持って在宅カンファレンスに参加します。主治医、看護師、ケアマネージャー、介護士など患者さんに関わる職種が集まり情報を交換します。
在宅医療への想い
すこやか薬局では開局当初、診療報酬で保険点数がつく前から、薬をちゃんと飲めているかどうか、困りごとはないかなど、気になる患者さんのご自宅に薬剤師が訪問し、見守る活動を行ってきました。ご高齢の方は今後さらに増え、ますます薬剤師による在宅訪問のニーズは増えていくと予想されます。今後も患者さんに寄り添うという初心を忘れずに、地域医療の一翼を担っていきたいと思っています。