新薬学研究者技術者集団2016年度 総会・シンポジウム「ポリファーマシーを考える」に参加して

新薬学研究者技術者集団2016年度 総会・シンポジウム「ポリファーマシーを考える」に参加して

2017/06/20

現在、薬剤師の間で話題となっているポリファーマシーについて勉強してきました。ポリファーマシーとは一般に、「臨床的に必要以上の薬が処方されている」、あるいは「不必要な薬が処方されている」ことを言います。ですので、たくさん薬を飲んでいるからと言って、それが必ずしもポリファーマシーになるとは限りません。
今回の講演ではなんと、講師としてすこやか薬局の辻薬剤師が「在宅医療においてのポリファーマシー」について講演しました。在宅医療の現場では、なかなか沢山のお薬を飲むことが難しい患者様がおられるので、薬剤師の立場から本当に現在飲まれている薬が必要なのかを考えたりすることがあります。そういった時に主治医と相談し、お薬の数を減らしたりすることでポリファーマシーを防ぐ役割を薬剤師は果たしています。
また、神戸大学名誉教授・前医学部付属病院薬剤部長の平井みどり先生の講演では、現在まで行われてきたポリファーマシーを防ぐ実践内容を紹介して下さいました。薬を減らすことで症状が改善した症例では、ポリファーマシーを防ぐ大切さを学ぶことが出来ました。
日々の業務の中で色々なポリファーマシーが隠れています。それを見つけて防げるように精進していきたいです。

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