在宅訪問

在宅医療

一人ひとりに合わせた在宅医療を

すこやか薬局では、1995年開局当初から在宅医療に携わってきました。当時は在宅分野が発展しておらず、往診の患者さんで薬局まで薬を取りに来られない方を対象に業務外で薬の配達をしていました。その後、医療保険で訪問薬剤管理指導として在宅活動が評価されるようになり、2000年に始まった介護保険制度では居宅療養管理指導として制度が整備され、在宅医療が大きく前進しました。

 

近年高齢化社会となり在宅患者数も増加しています。住み慣れた土地での治療を望む患者さんも多く、それまでは入院でしか行えなかったような治療も今では在宅で行うようになってきました。高齢者の薬物治療、麻薬などを使用する緩和医療についても薬剤師としての力量が問われます。さらに、薬剤師によるバイタルサインのチェック、検査値なども合わせた薬の評価もするようになってきています。

 

ます。特に認知症の方の服薬管理は難しく、ご家族や他職種と連携を取り、日々奮闘しています。医師や看護師、ケアマネージャー、ヘルパーなど、患者さんに関わる職種が集まる退院時カンファレンスやサービス担当者会議にも積極的に参加し、情報交換をしています。医療チームの一員として患者さんのサポートができた時はとてもやりがいを感じます。

これからも患者さんに寄り添い、一人ひとりに合わせた在宅医療を行っていきたいと思っています。

【Message】地域の中に飛び込んで

私が10年前に就職した頃、在宅業務はただ「薬を持って行く」という意味合いが強かったように思います。

この10年でただ薬を持って行くだけの時代から大きく変わっていきましたが、次の10年も更なる激動の時代になることは必至です。他職種連携、バイタルサインの確認などはあくまで地域医療を行う為のツールです。

それらツールを用いて、より一層地域に飛び込んで行く必要があるでしょう。

 

地域で何が望まれ、何が出来るのか、すこやか薬局は何でも出来ると言えるような薬局になれると思っています。(柴田)