高齢者大学校の健康講座でくすりの講義をしてきました
2018/09/13
京都高齢者大学校では高齢者の方々に幅広い分野に対する学習の機会を提供し、仲間づくりや生きがいの創造、地域活動、変化する社会への対応等、様々なことに利用してもらえる講座を提供しています。今回はその中のひとつ「健康講座」でくすりの講義を9月6日にしてきました。
年齢を重ねると誰もが感じやすくなる心身の働きが弱くなった状態を「フレイル」といいます。それを予防し、健康寿命を延ばすことがこの講座の目的です。
くすりの講義では、くすりの効き方、使い方について実験等を通して受講者の皆さんに理解していただきました。また、今回のメインテーマとして、「ポリファーマシー」対策を絡めた上手な服薬管理についてお話ししました。
なぜ、ポリファーマシーが起こってしまうのか、①その原因について、②健康寿命を延ばすためになぜポリファーマシーへの対応が必要なのか、③どのような対策があるのか、についてお話し、受講者とも楽しく実験しながら意見交換をしました。
地域の皆さんが健康で長生きできるよう、少しでも貢献できれば幸いです。
すこやか薬局 中川直人
*ポリファーマシー:定義は様々だが、単に多くの薬が処方されていることではなく、必要な薬が出ていない、不適切な薬剤が出ていることも概念に含まれる。